もうひとつの本棚(侍日誌)
瀕死の中年親父による癒しと感動日記(心ピカピカですか?)
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パパ・ユーア クレイジー(W・サローヤン)
2012-10-08 (月) 21:41 | 編集
前書きより~
私がこの本を書く『決断』をしたのは、1953年、10歳のお前が私に書いてくれとと頼んだからであり、また1918年、私自身が10歳だった年に、私は自分の書きたいことを書くだけの文章の修練をまだ積んでいなかったからでもある。
私は自分の10歳の頃のことを想い出し、10歳のお前を見つめ、それらを重ね合わせ、私自身の45歳をそれに添えただけのことである。
パパ・ユーアクレイジー (新潮文庫)パパ・ユーアクレイジー (新潮文庫)
(1988/01)
ウィリアム サローヤン

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息子からの質問と父さんの回答(ホンの一部)
『父さん世界を理解するって、どんなことなの?』
『そう私はお前に教えてやりたいと思うよ。だけどね、実をいうとね、それは誰も他の人に教えることのできないようなことなんだ。父親が息子に教えることすらできないんだ。自分でそれを見つけた時にお前もわかるだろうよ。それはこの世で一番素晴らしい事なんだ』

『あなたは人人が好き?』
『人人が好き?とはなんということをいうのかね、私がその<人人>なんだよ。もし私が人人を好きじゃないなら、私は全く生きる気がしないだろうよ』

『父さん人間って誰も満足してないの?』
『それについては全く疑う余地なしだね。人間というものは、彼の全生涯にわたって、全てのことに不満足なのさ。中略 なぜならば向上したいということが人間という動物の本性であって、向上しようとするから失敗もする。失敗すれば失敗の原因を突き止めるし、原因がわかれば失望するのさ。しかし、われわれが心にとめておかねばばならぬことは、人間というものは失敗の原因を突きとめ、不満足に陥っているような場合にも、彼は非常にいい気分で、少なくとも半分位は自分自身を誇らしく思ったりもしているということなんだ。』

拙者的感想
ページ数はあとがきも入れて208ページとそう多くはないのだが、『本』『月』『海』など63の章に綴られている。
10歳の子供の目線から父との心の交流を描いているが、章ごとに父親が息子に伝えたい想いと優しさ、宝石のような言葉が溢れてくる
読み進めるほどに同年代の子を持つ親として、父としてのありかた、家族とはと深く考えさせられる

伊丹十三さんの訳も作品を白いベールで包んだような独特の雰囲気を添えている
伊丹さんのあとがきも一読の価値アリ
いつかこういう作品を原書で読んでみたいとも思ふ

もうすぐ10歳になる息子へ
君に伝えたいことがたくさんあるんだ
奥田民生 息子
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2012年10月11日 カフェで読書好きが交流する会に初参加
本書について語りました

みなさんからはそれぞれ以下の本をご紹介いただきました
・HIさん
半ケツとゴミ拾い 荒川祐二、 東京オリンピック物語 野地 秩嘉
・Kさん 
星とモノサシ 蛭田 亜紗子
・HSさん
たまには時事ネタ 齋藤 美奈子 
ふたたび時事ネタ  同 上
・Uさん
月収1万倍仕事術 大坪勇次
 
恒例の『読まずに死ねるか』Kさん編
檸檬  梶井基次郎
鹿鳴館 三島由紀夫
万葉集(瀬戸内寂聴他)

まだまだ死ねない 
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札幌で読書会を主催している社会人の学び支援家こと宇山です。 2012年10月11日には、「カフェで読書好きが交流する会」を開催しました。 今回の参加者は私を含めて5名でした。 今回で
2012/11/11(日) 02:50 | 札幌ビジネス読書会オフィシャルサイト 
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