もうひとつの本棚(侍日誌)
瀕死の中年親父による癒しと感動日記(心ピカピカですか?)
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イワン・デニーソビッチの一日(ソルジェニー・ツイン)
2012-12-20 (木) 13:42 | 編集
1962年の暮、全世界は驚きと感動でこの小説に目をみはった
スターリン暗黒時代の悲惨きわまる強制収容所の一日を自身が収容された経験を元に、リアルに、しかも時には温もりをこめて描いた作品

『ひとりの人間の運命なんて、どうにでも変えられるのだ』
イワン・デニーソヴィチの一日 (新潮文庫)イワン・デニーソヴィチの一日 (新潮文庫)
(1963/03)
ソルジェニーツィン

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ほんのさわり
第2次世界大戦に置いてシューホフ(イワン・デニーソビッチ)はドイツ軍の捕虜となるも脱走に成功する。
奇跡的に帰国に成功するが全く身に覚えのないスパイ容疑で連行され、強制収容所(ラーゲル)で過酷な強制労働を強いられる。
目的は生き延びること
労働の成果により支給されるパンの重さが違う
酷寒(マローズ)から身を守るための十分な衣服は与えられず
終日、労働により体を動かすことが寒さを克服するための手段ともなる
病に倒れる囚人も多い

この小説はシューホフが一日の労働を終え眠りにつくところで終わる
【一日が、少しも憂うつなところのない、
ほとんど幸せとさえいえる一日がすぎ去ったのだ。
こんな日が彼の刑期のはじめから終わりまでに、三千六百五十三日あった。
閏年のために、三日のおまけがついたのだ・・・・・・】

拙者的感想
作品を通じ重苦しい描写は少なく、厳しい環境の中で弱者に対する思いやり、最低限の節度(プライド)を失わない主人公の振る舞いがこの作品を高めている。
また極端に自由を奪われた強制労働の中にあっても信頼できるリーダーの存在があれば労働に対するモチベーションは保たれることを知った

自由に満ちているこの国のこの時代において
ときに生き苦しいと感じる自分はあまりに弱すぎると気付かされる

かって人の自由が簡単に奪われてしまう時代があった

       Love Me Do
無題122345
奇しくもこの小説が発表された今から50年前
(1962年) ビートルズが鮮烈にデビューした

ひたすらBeatlesの曲を訳詞するブログもやってます
Click!一二の三四七
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